台湾で 華僑のともこちゃんと ご飯を食べました。
牛肉麺をずるずると。
彼女は 日本生まれで、台湾と日本のパスポートを持っているの。
「わたし、日本 でたいんです。」とともこちゃん。
麺をずるっと一口。意志の強い瞳でこっちを見た。
「わたしね、良く思うんですよね。
会社で 朝から晩まで 毎日すごいスピードで仕事をこなしていきますよね。
終わっては 次。また、終わっては次の仕事。
早く早くって、仕事をこなしていくでしょ。
なら、空いた時間ができるはずなのに、
そのできたはずの時間は、どこにいったんだろう
ずるずるっと ふたすすり。
「うーん、新しい仕事が、永久に入っていくのかなぁ。」
穴の空いたバケツにどんどん雨が入るように。
雨は、いつ止むのだろう。
今日、ともちゃんの言葉を、ふと思い出したので。